皆さん、こんにちは。
茨城県鉾田市を拠点に電気工事を手掛けております平沼電設です。
古い工場や倉庫には電気設備がなかったり、経年劣化していたりする場合があります。このような場所で電気を使うには、屋内まで電気を引く工事や、利用する機械に合わせた配線の再設計が必要です。現場の安全にも関わる問題ですから、工事は正確に行わなければなりません。ここでは、工場の電気工事を安全かつ正確に行うためのポイントをご紹介します。
■電気工事には国家資格が必要です!
電気工事の規模がそれほど大きくない場合、DIYでやってしまおうと考える方もいると思われます。しかし、これは原則として推奨されません。なぜなら法律上、電気工事を行うためには「電気工事士」などの国家資格が必要だからです。もし無資格で電気工事を行えば、それが自社の工場だったとしても罰則を受ける可能性があります。
このようなルールが設けられているのは、電気工事の不具合は目に見えにくく、後から火災事故や感電事故、漏電事故といった問題につながることが多いためです。「コンセントまで電気が通っておらず、配線が黒焦げになった」「絶縁が不十分で感電した」などといったDIYが原因の事故は、決して珍しくありません。
こういった事故を防ぐためにも、電気工事は資格を持った専門業者に依頼しなければならないのです。具体的には、電気配線の取り付け・取り外し、配線器具(コンセントやスイッチ)の取り付け・取り外しおよび電気配線との接続、配電盤やアースの取り付け・取り外し、600Vを超える電気機器への電気配線の接続などには資格が必要になります。
ちなみに、電球の交換や引っ掛けシーリングの照明の接続などは、資格がなくても可能です。自分でできる作業とできない作業をしっかり区別しておきましょう。
■工場の電気工事の難しいポイント
電気工事はあらゆる建物に必要不可欠ですが、工場での電気工事は特に難易度が高い傾向にあります。そのため、ただ資格を持っているというだけでなく、より技術力の高い業者に依頼することが大切です。工場の電気工事が難しいとされるポイントはいくつもありますが、特に重要な2点を確認しておきましょう。
・電気配線において
電気配線工事では実際の使用感をイメージし、各機器の数・配置に合わせた配線計画を立てることが何よりも重要です。照明やスイッチ類、コンセントの正確な位置や数を設定できていないと、配線の際に余計な追加・変更が必要になってしまいます。また、現状に合わせるだけでなく、将来拡張することも考慮して設計した方がいいでしょう。
特に鉄筋コンクリートの建物では、配線をコンクリートの中に埋め込むため、万が一配線ミスがあってもやり直しができません。綿密に設計するとともに、コンセントの数や拡張性などにも余裕を持たせておくのが望ましいでしょう。
・電気の引き込みにおいて
大量の電力を消費する工場では、電気代が安い高圧電力を使用することが多く、電気を引く際に「キュービクル」などの変電設備が必要です。変電設備本体から設置費まで含めて200万円以上と高額なので、できる限り失敗を防がなければなりません。
そのためには、施工業者との綿密な協議の上で、完成イメージと予算のバランスを取る必要があります。「電気をどう使うのか」「どのような配線が望ましいのか」といったことを詳しく伝え、図面設計に向けた調査にも積極的に参加しましょう。
■工場の電気工事は、実績豊富で信頼できる業者にご相談を!
工場の電気工事がうまくいくかどうかは、業者選びにかかっています。他の電気工事に比べて難易度が高いのに加え、最近は電力会社や電気工事業者を装った詐欺も増えているので、十分に注意しなければなりません。施工実績が豊富で、本当に信頼できる業者に工事を依頼するようにしましょう。
平沼電設では茨城県鉾田市を拠点に、関東圏内における工場やビルの受変電設備の設置から配線工事やメンテナンス、その他電気工事を請け負っております。設立からの30年間、長い付き合いのお客様からお仕事をいただいてきた結果、豊富なノウハウを蓄積しているのが強みです。
依頼の内容は工場新築時の工事が多く、工場の設備に精通。設計から施工、メンテナンスをワンストップ体制で行っているので、現場に合わせた正確な調整ができます。フットワークも軽く、遠方からのご依頼にも柔軟に対応可能です。電気設備に関して困ったことがあれば、安全第一で高品質な工事ができる平沼電設までお気軽にご相談ください。