皆さん、こんにちは。茨城県鉾田市を拠点に電気工事を手掛けております平沼電設です。
電線引込工事というと、「電気を建物までつなぐ工事」と思われがちですが、実際にはその設計・施工の内容が、将来的な電力コスト、設備投資、そして防災対策にまで大きな影響を及ぼします。とくに法人施設においては、建築計画や設備計画に連動した慎重な判断が必要です。
この記事では、施設管理者や設備担当者が知っておくべき「電線引込工事の基礎知識」と、意外と見落とされがちな“設計の落とし穴”について解説します。
■電線引込工事とは?基本の仕組みと種類、リスク対策を解説!
電線引込工事とは、電力会社の配電線から建物まで電力を供給するための電線を設置する工事のことです。具体的には、電柱や地中配電線から建物の引込開閉器盤(メーター設置場所)まで電線を接続する作業を指します。
この工事は電力会社が実施するもので、一般的には「電力引込工事」や「引込線工事」とも呼ばれます。新築住宅はもちろん、既存建物での電力容量変更や設備更新時にも必要となる重要な工事です。
1. 架空引込方式
電柱から建物に直接電線を引き込む方法。低コストで短期間に施工できる点がメリットですが、強風・雷・倒木などの自然災害リスクにはやや弱い側面があります。
2. 地中引込方式
電柱から地中管を通して施設内に電線を引き込む方法。景観や安全性に優れ、雷・風災害にも強いですが、初期工事費用は高めです。
3. 引込位置とその影響
建物のどの位置に電線を引き込むかも非常に重要です。分電盤から遠い位置に設けてしまうと、後々の電源増設やEV・太陽光設備の導入に支障が出ることもあります。
◆引込方法の選定が防災対策に直結する理由
引込方法の選定は防災対策に直結するため、それぞれの特徴を正しく理解したうえで検討する必要があります。とくに雷被害が多い茨城県などの地域では、引込方法によって施設全体のリスク対策が大きく異なる点を理解しておきましょう。
架空引込方式の場合は落雷時の誘導雷による故障リスクが高まる一方で、地中引込方式の場合はSPD(避雷器)の効果が施設全体に及ぶため、リスクを軽減できます。また、防災計画・BCP(事業継続計画)との整合性を測るためにも、引込工事は初期段階でしっかり設計することが求められます。
平沼電設では、創業から30年以上、安全と高品質なサービスを軸とした「日々の努力」が強みです。電線(幹線)引き込み工事なら、ぜひ平沼電設までお気軽にご相談ください。
■知らないと損する“設計の落とし穴”
ここでは電線引込工事において、知らないと損する設計の落とし穴について解説します。
◆設計の落とし穴①:将来的なエネルギー設備への対応力
電線の引込位置によっては、将来的に再生可能エネルギー設備との接続の際に不便になる恐れがあります。たとえば、太陽光パネルを屋上に設置したい場合、引込位置が建物の裏側にあると配線距離が長くなり、追加工事が必要になるケースがあります。また、EV充電器を駐車場に設置したい場合、電源が遠いと施工費用がかさんでしまうでしょう。
これらのミスは、設計段階で引込位置を最適化していれば避けられます。エネルギーマネジメントの視点をもった引込設計が、設備投資の効率化につながるといえるでしょう。
◆設計の落とし穴②:申請・交渉コストの見積もり漏れ
工事の費用やスケジュールを気にしていた場合でも、着工までの準備にかかる時間やコストを見落としてしまうケースがよくあります。たとえば、私有地や道路をまたぐ際の占用許可申請や、景観条例や防火規制への適合確認、隣地所有者からの同意取得などは、事前に申請や交渉をしておく必要があります。
場合によっては数週間から数カ月かかるケースもあるため、事前にどの程度の手間やコストがかかるかを、工期や予算とあわせて見積もっておくことが大切です。
◆高圧受電導入時は引込の見直しが必須
既存施設の電力容量が足りなくなった場合、高圧受電(キュービクル設置)へ切り替えるケースでは、新たな電線引込ルートを設計する必要があります。同時に、電力量を最適に配分するための分岐設計や、老朽化した既存電線の更新、消防法に基づいた防火区画貫通処理なども進めることで、将来的なトラブルの回避や設備の効率化が実現できます。
また、高圧受電は契約内容によって基本料金が大きく異なるため、設計と契約の見直しをセットで行うのがおすすめです。より適切で経済的な電線引込工事をご希望なら、茨城県の平沼電設が適切な解決策をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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■電線引込工事なら、茨城県鉾田市の平沼電設へ!
電線引込工事を「ただの電気工事」と思っていませんか?電線引込工事は、適切に計画して実施することで、防災対策やトラブルの回避、設備の効率化なども実現できます。
平沼電設は、引込設計から施工・保守まで一貫対応できる、地域密着型の電気工事会社です。第一種電気工事士と電気主任技術者が在籍しており、地元の気象や地形、条例に精通した設計対応が可能で、高圧受電や太陽光設備との組合せ工事も多くの実績を誇ります・
「今後の設備拡張にも対応できる設計がしたい」「災害に強い配電計画を立てたい」などのお悩みは、創業30年以上の平沼電設にご相談ください。現地調査からわかりやすくご説明いたします。
電線引込工事をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
茨城県鉾田市を拠点とする平沼電設は、茨城県で創業30年以上の豊富な実績と施工経験を誇ります。
平沼電設は、着工前の打ち合わせから施工プランのご提案、設計、施工、メンテナンスや修繕工事などのアフターフォローまで、すべての工程をワンストップで対応可能です。1社ですべての作業を手掛けることはコスト削減になるのはもちろん、お客様のご要望などを社員間で伝達できるためニーズを確実に反映できるのが強みです。
電気工事は、施工の方法を間違うと感電などの事故につながるリスクを伴います。弊社は安全を第一に考えたうえで品質にこだわりながら、丁寧に施工を進めていきます。長年のノウハウやスキルがあるからこそ、高品質な電気工事が実現可能です。
弊社はお客様のニーズに合わせた最適な提案と設置を低コストで実現いたします。もちろん、電線引込工事も安心してお任せください。施工後のアフターフォローも万全で、長期にわたってサポートいたします。地域密着の企業として茨城県鉾田市に密着しているからこそ、急なトラブルにも駆けつけることが可能です。
電気工事についてお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。