電気代削減に直結!力率改善で省エネとコストダウンを実現方法を解説します。  

茨城県鉾田市を拠点に、企業の皆様の電気設備に関するお悩みを解決する株式会社平沼電設です。


電気料金の高騰が続くなか、企業の皆様にとって、電気代の削減は重要な課題のひとつではないでしょうか。とくに、工場や商業施設のように多くの電気機器を使用する事業所では、毎月の電気代が経営を圧迫するケースも少なくありません。


「電気代を少しでも安くしたい」


そうお考えの皆様に、本記事では、力率改善の概要や必要性、具体的なメリットをわかりやすく解説します。さらに、プロの視点から見た力率改善の重要性と、平沼電設が提供する高品質な電気工事サービスについてもご紹介します。



■力率とは?電気料金に影響を与える意外な要因



力率とは、供給された電力のうち、実際に仕事に使われた電力の割合を示すものです。簡単にいうと、「電気をどれだけ効率よく使えているか」を示す指標ともいえます。力率は、毎月の電気料金を算出するうえで重要な要素のひとつです。


私たちが普段使っている電気は、「有効電力」と「無効電力」の2つの要素で構成されています。それぞれの概要は以下の通りです。


・有効電力(W:ワット)

有効電力とは、「モーターを回す」「照明をつける」など、実際に仕事をするために消費される電力です。主に電気料金の請求対象となる電力です。


・無効電力(var:バール)

無効電力とは、モーターやトランス、蛍光灯の安定器など、コイルが使用される機器の動作に必要な電力で、熱や光といった「仕事」にはなりません。電力会社から送られてくるものの、消費されずに電源に戻っていきます。


力率は、電力会社から供給される電気の総量(皮相電力)に対して、仕事に利用される有効電力が占める割合を意味します。



つまり、力率が100%に近いほど無効電力の割合が少なくて無駄がなく、電気を効率良く使えていることになります。


電力会社は無効電力も送電する必要がありますが、無効電力の過剰な使用は発電や送電設備に余分な負担をかけるため、力率が低い事業所に対して電気料金の割増などのペナルティを設けています。



■なぜ力率が下がる?よくある原因3つを徹底解説



力率は100%に近いほど電気を無駄なく使っている状態で、現場によっては80%、70%と下がってしまうケースがあります。ここでは、力率が下がってしまう主な3つの原因について、具体例とともにわかりやすく解説します。


◆原因①:インバータ・モーター・蛍光灯などの「リアクティブ機器」の使用

多くの工場やビルで使われているモーターやポンプ、送風機、冷却装置、商業施設などで使われる蛍光灯や水銀灯などの機器には、電磁コイルを利用して動作している機器であるという共通点があります。この電磁コイルがもつ「リアクタンス」という性質によって、無効電力が多く発生してしまいます。


・こんな現場は要注意!

コンプレッサーやモーターが多数ある製造工場や、大型の冷暖房機器を備えた施設、古い照明設備(蛍光灯・水銀灯)を使っている商業施設は、力率が低下しやすいため注意が必要です。


・ワンポイント補足

LED照明は力率が高い傾向があるため、照明をLED化するだけでも力率改善につながる可能性があります。


◆原因②:時間帯による使用電力の偏り(不均衡負荷)

工場やビルの使用電力は、時間帯や曜日によって大きく変動します。たとえば、昼間はフル稼働していても、夜間や休日は最低限の設備しか稼働していない場合、これは負の変動が大きい状況です。


すると、実際に使う電力である有効電力が少なくなるのに対して無効電力は一定量流れ続けるため、結果として力率が低く見えてしまいます。これが「電気の空振り」が起きている状態です。時間帯によって力率が大きく変動するため、電力会社との契約上、「悪い状態」が記録されやすくなります。


・こんな現場は要注意!

夜間操業を行っていない工場や季節によって冷暖房・換気などの使用設備が変わる施設、機器のON/OFFが手動でバラバラな現場などは、負の変動が大きくなりやすいため注意が必要です。


・改善ポイント

自動で力率を監視・調整する「自動力率調整装置(APFC)」を導入することで、負の変動に強くなります。


◆原因③:古くなった電気設備・コンデンサの劣化

力率を改善するための基本的な装置である「コンデンサ(静電容量装置)」は、無効電力を打ち消すように働きます。しかし、コンデンサは10年〜15年で容量の劣化が進み、最終的には役目を果たせなくなります。


古いまま使い続けると、補償力が落ちて力率が下がったり、故障して絶縁不良や火災リスクが高まったりする恐れがあり、大変危険です。また、コンデンサの電力ロスによる電気代増加なども懸念されます。


・こんな現場は要注意!

設備のメンテナンス履歴が不明な場合や、キュービクルや分電盤が20年以上前のものを使用している場合、コンデンサが膨張・液漏れしている場合は、十分な注意が必要です。


・専門家のチェックポイント

コンデンサの劣化は、外観からも判断可能です。膨らみや変色、焦げ、異音、発熱などが見られる場合はすぐに点検が必要です。


力率改善も平沼電設にお任せください!最適なプランをご提案いたします。

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■力率改善の方法 は? 最も効果的な3つの手段



力率を改善するためには、以下の3つの方法が効果的です。


◆① コンデンサ(力率改善装置)の設置・更新

力率改善用コンデンサ(進相コンデンサ)を設置すると、電気がムダなく通る状態に電力系統を整える効果があります。


・こんな方におすすめ

工場や商業施設などモーター・蛍光灯が多い施設、電力会社から「力率低下」の指摘を受けている施設、古いコンデンサを10年以上使い続けている施設は、コンデンサの設置・更新がおすすめです。


・ポイント

コンデンサは、使用年数が10〜15年を超えると内部の電解質や絶縁材が劣化し、本来の性能を発揮できなくなるため、定期的な更新が重要です。


最新型のコンデンサは、高効率でコンパクトなうえ、安全装置も強化されています。古いものからの更新だけでも力率が改善し、電気料金が年間数十万円下がる事例もあります。


◆② 自動力率調整装置(APFC)の導入

自動力率調整装置(APFC)とは、リアルタイムで電力の使用状況を監視し、最適な補正量を自動で調整する装置です。


従来のコンデンサ制御は、一定の負荷条件を想定して設計されていました。しかし実際の現場では、「昼間は設備がフル稼働、夜間は半分だけ稼働」のように、時間帯や季節によって変動が多く発生します。


・APFC導入のメリット

APFCを導入することで、自動で最適なコンデンサ容量を切り替え、力率を常に90〜100%近くに維持することが可能になります。煩雑な手動管理や再設定が不要で、過補償・不足補償によるトラブルを防止できます。


◆③ 配電盤・トランスの見直し(老朽設備の更新)

根本的な問題として、電力の供給経路そのものが劣化している場合、設備全体の見直しが最も効果的です。とくに、配電盤(分電盤・動力盤)やキュービクル(高圧受電設備)、トランス(変圧器)が20年以上前の仕様で運用されている場合、内部の絶縁や銅損、鉄損などによって効率が大幅に低下している可能性があります。


・このような症状がある場合は要注意

設備が発熱している場合や力率が急激に下がる場合、設備から異音がする場合や焦げ臭さがある場合、事故停電・ブレーカー落ちが頻発している場合は、設備の劣化が疑われます。


・補足

最近では、「トランス更新+APFC一体型パッケージ」など、設備全体の最適化がセットで行えるソリューションも登場し、導入企業のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。


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■力率改善は経営戦略の一つ!今すぐ平沼電設にご相談ください



電気料金の削減は、企業の収益に直結する重要な経営戦略です。なかでも力率改善は、無駄なコストの削減や電気設備の保護など、生産性を向上させるための総合的なソリューションです。


茨城県鉾田市で事業を営む皆様、電気料金の高騰にお悩みでしたら、まずは一度、株式会社平沼電設にご相談ください。お客様の電気料金請求書や電気設備の状況を拝見し、力率改善によるコスト削減効果を具体的にシミュレーションさせていただきます。


「電気工事」という専門的な分野を、わかりやすく丁寧にご説明し、お客様に納得いただいた上で、最適な解決策をご提供いたします。


平沼電設と一緒に、企業のコスト削減と持続可能な経営を実現しましょう。


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株式会社平沼電設は、茨城県で創業30年以上の豊富な実績と施工経験を活かし、お客様のニーズに合わせた最適な提案と設置が可能です。電気工事の見積もりや相談は無料で承っておりますので、お困りごとや悩みごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。