電力消費の多い冬に備える!オフィスの節電対策のポイント


皆さん、こんにちは。

茨城県鉾田市を拠点に電気工事を手掛けております平沼電設です。


今年も11月に入り、冬の足音が近づいてきました。この季節になると、気温がどんどん下がってきてエアコンが必須になり、電力消費が増えてきます。ビルやオフィスでも、電気代がかさんで悩むことが少なくありません。そこで今回は、電力消費を少しでも抑えて冬を乗り切るために、オフィスでできる節電対策をご紹介します。




■時間帯別にオフィスの電力消費を見直しましょう



オフィスで節電をする時は、まず普段の過ごし方に目を向け、無駄な電力消費が発生していないか調べる必要があります。その際におすすめなのが、4つの時間帯に分けて電力消費を見直す方法です。時間帯ごとのチェックポイントを見ていきましょう。



・始業前

オフィスでは、時間になったらすぐに業務を開始できるよう、操業開始時間より前に設備を起動させているケースが多いと思われます。特に冬や夏は、空調を早めに稼働させて室温を調整することが増えるでしょう。


しかし、設備の起動があまりにも早いと、無駄に電力を消費するだけになってしまいます。本当にそこまで早く起動する必要があるのかどうか確認し、場合によっては一部だけでも起動を遅らせるなどの対策を取ってみてください。



・操業中

操業時間帯は、照明や空調設備の無駄遣いに注意が必要です。空調設備の設定温度は適切か、昼休み中の消灯・電源オフは徹底されているかといったことをチェックしましょう。また、空調設備の清掃が不十分だと効率が低下するので、定期的に清掃・メンテナンスを行うのがおすすめです。



・残業中

残業中の電力消費を根本的に抑えるには、そもそも残業をしないのが1番です。仕事の効率化を図って残業時間を減らす、ノー残業デーを設定して残業実施日を集約するといった対策を取りましょう。残業をするエリアを集約することで、それ以外の場所の照明・空調を停止させるのも有効です。



・業務終了後

1日の業務が終了したら、パソコンや照明、空調などの電源を必ずオフにし、最終退出前には巡視によるチェックを行いましょう。うっかりミスを防ぐためにも、あらかじめチェックルールを定めておくのがおすすめです。さらに、夜間は自販機を停止させたりエレベーターの運転台数を抑制したりすれば、電力の無駄を極力なくすことができます。




■さらなる節電のために導入したい、おすすめの電気設備



ここまで見てきたのは、どちらかというと短期的に、あまりお金をかけず実行できる節電方法でした。しかし、思い切った投資をして設備を導入した方が、長期的に見ると節約につながる場合もあります。おすすめの電気設備をご紹介しますので、ぜひ導入を検討してみてください。


・蓄電池

蓄電池は、使い方次第で契約電力の抑制につながる設備です。普段は蓄電池に電気を貯めておき、電力を多く使用するタイミングで蓄電池から放電すると、電力使用量のピーク(最大需要電力)を抑えられます。その結果、契約電力の値が小さくなり、基本料金が安くなる可能性があるのです。



・太陽光パネル

ソーラーパネルをオフィスの屋根などに設置すると、発電によってオフィスの使用電力の一部を賄うことができます。蓄電池とセットで設置すれば、余剰電力を貯めておくこともできるので無駄がありません。もちろん、余剰電力を売電してもいいでしょう。


また、ソーラーパネルはそれ自体に遮熱効果が期待できるため、屋内の気温上昇を抑えて空調効率を高め、夏場の電気代の削減につながります。さらに、パネルの設置費用は経費として計上できるほか、電力の自家消費は「中小企業経営強化税制」の対象となるので、節税効果も期待できるのです。


このようにオフィスでは、短期的にも長期的にも多くの節電対策を取ることができます。これらの対策は冬の間だけでなく、将来にわたって効果を発揮するのが魅力です。今のうちに電力消費の見直しや設備の導入を行い、電気の無駄が少ないオフィスを目指してみてはいかがでしょうか。



平沼電設では茨城県鉾田市を拠点に、関東圏内における工場やオフィスビルの電気設備のメンテナンスを請け負っております。長年の実績と安全第一の施工管理で質の高いメンテナンスをお約束し、状況によっては設備の修繕も行います。電気設備に関して少しでも気になる点や困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。