皆さん、こんにちは。
茨城県鉾田市を拠点に電気工事を手掛けております平沼電設です。
気がつけば春が終わり、今年も梅雨の季節になりました。毎日のように降り続く雨はとても鬱陶しく、大雨による浸水被害や雨漏りの問題もあるため、警戒している方も多いでしょう。実はそれに加え、梅雨時は漏電も発生しやすいことに注意が必要です。今回は、梅雨時に漏電事故が発生しやすい原因や、漏電を防ぐためのポイントをご紹介します。
■梅雨時は危険な漏電が発生しやすい季節
漏電とは読んで字のごとく、本来想定されている電気の通り道(電気回路)から、電気が漏れてしまうことをいいます。私たちの身の回りにある電気機器は、電気回路の絶縁などの対策が何重にも施されているため、電気が回路の外に出てしまうことはありません。大きな電気が流れている機械に触れても何ともないのはこのためです。
しかし、何らかの原因によって対策が破れ漏電する事故は、実のところしばしば発生しています。そして梅雨時は、1年の中でも漏電が発生しやすい季節なのです。夏から秋にかけても、台風や秋雨などの影響で梅雨と似たような環境が続くため、やはり漏電が発生しやすくなります。
漏電による被害の中でも特に怖いのは、やはり感電です。漏電している場所に気付かずに触れて大きな電流を浴びると、命に関わる場合もあります。また、漏電で発熱することによる火災にも注意が必要です。そこまで行かなくても、ブレーカーが落ちて停電になったり、電気代が異常に高くなったりといったトラブルが発生します。
■梅雨時に漏電が増える原因
漏電が発生する原因はいくつもありますが、梅雨時に注意が必要なのは湿気です。湿度が高くなると、電気機器の内部やコンセント・プラグの周辺に溜まったホコリが湿ります。そこが電気の通り道となって、漏電を引き起こしてしまうのです。これを「トラッキング現象」といいます。古い家電や長期間放置していた家電を使う時は、特に気をつけなければなりません。
また、より大規模なものとしては、雨漏りなどで住宅に入ってきた水が、電気配線までたどり着いて漏電するケースが考えられます。見えないところで発生している場合もあるので、雨が降っている最中や上がった直後は、十分な注意が必要です。
さらに、落雷によって生じた強い電気が、電話線や電源などを通じて自宅に侵入してくることもあります。これを「雷サージ」といい、電気機器の故障や漏電を招くことが少なくありません。このように、梅雨時は漏電につながる要素がいくつもあるため、普段以上に警戒しておくのが望ましいでしょう。
■梅雨時の漏電を防ぐポイント
梅雨時の漏電を防ぐ上で重要なポイントは、何よりもしっかりと掃除をすることです。電気機器やコンセントの周辺のホコリを取り除き、プラグも乾いた布で湿気と汚れを拭き取ってから入れるようにすれば、漏電のリスクを大きく抑えることができます。気温が高くなってきて、エアコンや扇風機を使い始めることも多いと思いますが、久しぶりに使うなら必ずクリーニングをしてください。
また、積極的に換気をしたり除湿機を使ったりして、適切な湿度を保つのもいいでしょう。屋根や外壁に劣化・破損している箇所があるなら、早めに修繕して雨水の侵入を防ぎ、入って来た雨水は厳重に拭き取るのがおすすめです。雷サージが怖い時は、保護機能付きの電源タップやUPS(無停電電源装置)で防ぐことができます。
そして、「漏電ブレーカーが上がらない」「電気代が異常に高くなった」「建物の金属部分に触れるとビリビリした」などといった問題が発生しているなら、漏電を疑い専門業者に相談することが大切です。ここ数年の日本は、梅雨から秋にかけて台風や豪雨などの気象災害が多発しています。どのような住宅でも漏電は起きると考え、しっかりと対策をしておきましょう。
平沼電設では茨城件鉾田市を拠点に、関東圏内における工場の電気設備のメンテナンスを請け負っております。長年の実績と安全第一の施工管理で、的確なメンテナンスを行います。漏電予防のための点検や、漏電が発生した後の修理ももちろん可能です。少しでも困ったことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。